2019-01-01から1年間の記事一覧

「紋章を継ぐ者たちへ」ついに完結。

ヤングガンガン創刊号から途切れることなくずっと連載を続けていたあの「ロトの紋章」の続編「ドラゴンクエスト列伝 紋章を継ぐ者達へ」が、ついに次号ヤングガンガンで完結を迎えます。物語はすでにエピローグへと入っていて、あとは最後の1話を待つのみ。…

今季の伏兵?いや本命!「ライフル・イズ・ビューティフル」

今季秋アニメもいろいろあったわけですが、この「ライフル・イズ・ビューティフル」に最初から注目していた人は多くなかったと思います。原作は「となりのヤングジャンプ」連載中のサルミアッキさんによる4コママンガ。それは、高校のライフル射撃部の活動を…

「モーニング・ツー」期待の新連載3作品。

半年ほど前から講談社の「モーニング・ツー」でこれはと注目する作品が幾つも出ていたのですが、この度先月と今月に揃ってコミックス1巻が発売されたので、これを期にまとめて紹介してみたいと思います。 まず、先月10月(23日)にコミックス1巻が発売された…

「天体のメソッド」5年目の新作エピソード。

先日、かねてより告知されていたアニメ「天体のメソッド」の新作エピソードの公開が急に告知され、喜ぶと同時に大いに驚く一幕がありました。告知から数日後にウェブ配信の形で予告どおり公開され、公開直後にTwitterで開かれた鑑賞会も大いに盛り上がるなど…

「Dr.STONE」

夏アニメからもうひとつ。7月より開始されている「Dr.STONE」のアニメも、期待以上にはまって見続けているところです。ジャンプで連載が始まった時からずっと注目していたのですが、満を持してついにアニメ化。そしてアニメの出来も十分すぎるものがあったの…

ダンベルから遡るトレーニングアニメの系譜。

今季の夏アニメでおそらくは最高のヒット作となった「ダンベル何キロ持てる?」。予想以上に本格的なトレーニング描写と魅力的なキャラクター、毎回笑わせてくれる楽しいストーリー、大人気となったOP/ED曲と、あらゆる意味で楽しめる最高の作品のひとつだっ…

今季最大の伏兵にして超名作「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」

今季のアニメはいつも以上に豊作でこれはという作品は多数あるのですが、しかしこのアニメに最初から注目していた人は多くなかったと思います。アニメ初参入にして究極のアイドルアニメ?「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」です。 すでに数年前からリズムサウ…

「新米姉妹とふたりごはん」テレビドラマ化の話と電撃百合作品を振り返る。

先日、電撃大王連載の「新米姉妹のふたりごはん」(柊ゆたか)のテレビドラマ化が発表されました。電撃の本格料理&グルメマンガにして百合作品でもあるこの作品、先にアニメ化された「やがて君になる」に匹敵するほどコミックスも売れているようで、さらな…

「社畜さんは幽霊幼女に癒されたい。」

今月のガンガンの新連載「社畜さんは幽霊幼女に癒されたい。」(有田イマリ)を遅ればせながら紹介したいと思います。今月からの新連載なのに、雑誌発売の数日前にコミックス1巻が先に発売されており、実は作者がTwitterに投稿したマンガを商業連載化したと…

ゆるゆり→青春おうか部→ガヴリールドロップアウト?

今回は「ガヴリールドロップアウト」の作者うかみ先生の前作「青春おうか部」を取り上げてみたいと思います。もともとは電撃大王に連載されていた作品で、コミックスは1巻のみの刊行で終わっています。しかし、最近になってうかみ先生自身が同人誌として再録…

minoriのゲームと新海誠のOPムービーを振り返る。

かつて一世を風靡した美少女ゲームメーカー・minoriの解散からすでに5カ月。もともと、その時にminoriのゲームを振り返る記事を書こうと思っていたのですが、書きそびれて随分と日延べになっていました。しかし、かつてそのminoriで何度もOPムービーを手掛け…

「私以外人類全員百合」

先月のKADOKAWA新刊から「私以外人類全員百合」(晴瀬ひろき)を取り上げたいと思います。作者の晴瀬さんは、少し前まできららMAXで「魔法少女のカレイなる余生」を連載していましたが、コミックス3巻で終了となっていました。こちらも面白い連載だと思って…

少年シリウス発萌え4コマ─その最終結果報告。

アニメ化を達成して話題沸騰している4コマもあれば、あまり注目されずにひっそりを終わっていく4コマもある・・・ということで、今回はかつて講談社の月刊少年シリウス、その誌面で始まったいわゆる萌え4コマ3作品、いずれもすでにかなり前に終わっています…

「まちカドまぞく」放送直前! ついに時は来た!

アニメ化発表から半年近く。ついに待望のきららアニメ新作「まちカドまぞく」の放送が迫ってまいりました。放送前から原作の評判の高さ、きららや日常系ファンの期待の高さから一部でえらい盛り上がってるようですが、わたしも楽しみで仕方ありません(笑)…

「球詠」テレビアニメ化決定!

先日発売のきららフォワード最新号で、あの「球詠」(マウンテンプクイチ)のアニメ化が発表されました。かつては「あまゆる。」のような百合日常コメディをよく描いていたマウンテンプクイチさんの野球マンガ。もともと作者が野球が趣味ということは、当時…

今こそ社畜アニメを振り返る。

先日より好評のうちにアニメが終了した「世話やきキツネの仙狐さん」。仙狐さんのかわいさやコメディの面白さでも好評でしたが、同時に主人公の会社員・中野の勤める会社のブラック会社ぶりと、彼のいわゆる社畜ぶりにも注目が集まりました。ここ最近は、こ…

「蜂の巣」に見る日本の未来予想図。

先日、一迅社のゼロサムで久しぶりに「最遊記」の連載が再開され、作者の峰倉かずやさんの健在ぶりを確認することになりました。随分とブランクは空いてしまったけれども、絵的にも内容的にもその面白さは往時そのまま。作者の深刻な体調不良がなければ、も…

「すべての人類を破壊する。~」に垣間見える98年という時代。

「性能的にはスターランサーなんだけど、コスチューム的にはフェンリルナイトなんだよねえ」 「なんでリースのとこにくいついたんですか」 これは、少年エース連載「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」の4話に出てくるセリフです。かつての90…

これは面白い! 浜弓場双新連載「小さいノゾミと大きなユメ」。

先月発売の講談社モーニング・ツーから浜弓場双さんの新連載が始まっています。双さんと言えば最近は「ハナヤマタ」に「おちこぼれフルーツタルト」と芳文社での人気連載が長く続いていますが、しかし以前は電撃で「ToHeart2」のコミカライズを連載していた…

のんのんびよりアニメ3期決定。原作ももうじき10周年!

少し前の発表になりますが、あの「のんのんびより」のアニメ3期が発表されました。個人的には何よりもアニメの続きをやってほしい作品で、しかし長い間その話がなかったので、この発表でようやく安心まで覚えてしまいました。先日の劇場版アニメの制作で、こ…

「虚構推理」アニメ化決定の話。

前回のガンガンの話と少し関連するのですが、あの城平京の小説「虚構推理」のアニメ化が、先日発表されています。城平京さんと言えば、あの「スパイラル~推理の絆~」以降、ガンガン連載のコミック原作を長い間手掛けていましたが、これは講談社から出た小…

現在のガンガンの誌面を紹介してみる。

かつて「鋼の錬金術師」が終了を迎えた後、ガンガンの部数が2万部を切ったことが話題になったのももう5年以上前になりました。今ではさらに部数は落ちていると思われ、その雑誌の内容、連載マンガについて話題になることもほとんどなくなりました。もう実際…

そうだ筑波へ行こう! 「恋する小惑星」聖地巡礼のすすめ!

先日のきららキャラット3号連続重大発表の中で「恋する小惑星」だけ単独の記事を書いていませんでした。しかし、個人的な本命は間違いなくこの作品であり、最近の4コマの中でも一番に注目していたりします。 最大の魅力は、「小惑星を見つける」という遠大な…

ガンガンJOKER10周年を振り返る。

今月号でガンガンJOKERが10周年を迎えたらしく、誌面で様々な記念企画が組まれています。今は作者が去って久しい「妖狐×僕SS」と現在好評連載中の「賭ケグルイ」のコラボ表紙が組まれたり、もう連載が終了したかつての人気作品が1回限りで復刻したりと、昔か…

まさに今季派遣(覇権)アニメ「世話やきキツネの仙狐さん」。

今季の春アニメもまたきららアニメがなく、若干以上に寂しい思いをしているわけですが(毎回同じこと言ってるな)、そんな中で数少ない希望にして今季最有力の原作付きアニメがあります。「世話やきキツネの仙狐さん」です。 原作はKADOKAWAのコミックNewtyp…

「平成生まれ」で平成は終わる。

新しい元号も発表されて平成ももうじき終わるらしいですが、そんな平成最後に是非とも紹介しておきたいマンガがあります。「平成生まれ」(ハトポポコ)です。きららの4コママンガの中では異色とも言えるこの作品。ひょっとするとタイトルどおり「平成生まれ…

ヨシノサツキ新連載も面白い。

先日「ばらかもん」の連載が終了したヨシノサツキさんの新連載「ヨシノズイカラ」が、少年ガンガンで始まっています。「ばからもん」作者の次回作ということで、開始前から編集部はかなり推しているようですが、期待に違わず面白い興味深い作品になっている…

「おちこぼれフルーツタルト」もアニメ化達成!

先日から告知・発表されていたきららキャラットの3号連続重大発表。「まちカドまぞく」「恋する小惑星」のアニメ化に続いて、もうひとつかねてよりの有力候補だった「おちこぼれフルーツタルト」(浜弓場双)のアニメ化まで発表されました。連載が始まったの…

「どうびじゅ」最終回に際して。

先日発売のきららMAXで「どうびじゅ」こと「どうして私が美術科に!?」(相崎うたう)の連載が終了してしまいました。随分前から終了の噂は広まっていて、先月は作者自身のツイートで最終回は告知されていましたが、こうして現実に終了を目の当たりにすると…

ネガティブキャラクターこそが今共感を呼ぶ物語。

現在公開中の映画「アリータ」の脚本・制作のジェームス・キャメロンが、映画に対するインタビューで「世界中どの国でも通用するエンターテインメント」「誰にとっても『自分の物語』だと感じるストーリーが魅力」などと語っていました。これは、総じて世界的…