「まちカドまぞく」放送直前! ついに時は来た!

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 アニメ化発表から半年近く。ついに待望のきららアニメ新作「まちカドまぞく」の放送が迫ってまいりました。放送前から原作の評判の高さ、きららや日常系ファンの期待の高さから一部でえらい盛り上がってるようですが、わたしも楽しみで仕方ありません(笑)。

 

 原作の面白さについては、その詰め込まれた4コマの密度の濃さ、キャラクターの関係性などの魅力を、すでに散々書いてきたので、放送直前の今回は、アニメ関連の周辺情報からその期待の高さを語っていこうと思います。

 

 まず、アニメの制作会社にはJ.C.STAFFの名が挙がっています。以前から数々の作品を手掛けてきた有名どころですが、きらら4コマが原作のアニメを手掛けることはあまりなく、発表された時はちょっと意外に思いました。最近では「とある魔術の禁書目録」やそのスピンオフの「超電磁砲」、今季から始まる「一方通行」、あるいは「ダンまち」こと「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」などの制作の方が、よく知られていると思います。


 しかし、最近になってひとつだけきららアニメを手掛けたことがありました。2017年冬の放送だった「うらら迷路帖」です。この時は同時期の放送で「けものフレンズ」や「ガヴリールドロップアウト」「小林さんちのメイドラゴン」と非常にライバルが多く、相対的にやや目立たなかったのが残念なところでしたが、しかし原作のかわいさを完璧に再現した作画と、キャラクターの出自と迷路帖の謎を絡めたストーリーは秀逸だったと思います。今回の「まちカドまぞく」のアニメは、制作スタッフや作画的にもこれに近い雰囲気を感じますし、今回も期待できると思います。

 

 さらには、スタッフの中でキャラクターデザインに大塚舞さんが起用されているのもポイントが高いですね。その「うらら迷路帖」のキャラクターデザインからの続投で、さらに以前の作品まで遡ると「のんのんびより」に「放課後のプレアデス」、「この美術部には問題がある!」と素晴らしい名作揃い。これはもう勝ったも同然でしょう!(笑)

 

 キャストに目を向けると、シャミ子と桃、このふたりのメインキャラクターに小原好美鬼頭明里という今話題の声優が共に抜擢されているのも注目です。小原好美さんは、最初に「魔法陣グルグル」の新作アニメでククリを担当したことで注目したのですが、ここ最近は「かぐや様は告らせたい」の藤原千花、「ひとりぼっちの○○生活」の八原かいとこれはというキャラクターが多い。特に尖ったキャラクターの性格と尖った演技で一躍人気となった藤原書記のインパクトは、いまだに記憶に新しいところです。
 一方で鬼頭明里さんも最近になって活躍がとみに目立つ新鋭で、きらら系なら「ブレンド・S」の日向夏帆、ここ最近は「私に天使が舞い降りた!」の姫坂乃愛、ぼっち生活の本庄アル、「鬼滅の刃」の禰豆子と話題作揃い。特にわたてんの乃愛(ノア)ちゃんの人気ぶりはいまだに印象深いところで、同じ日常系つながりで今回さらなる人気が期待できると思います。

 

 そして最後にもうひとつ。こうしたスタッフやキャスト以前の事実として、実に半年ぶりの久しぶりのきらら原作アニメというだけでもポイントが高いですね。昨年の2018年は「ゆるキャン△」に「スロウスタート」「こみっくがーるず」「はるかなレシーブ」と毎クールきららアニメが続いていましたが、最後に来た「アニマエール!」以降、2019年に入って2クール連続できらら原作アニメがないという由々しき事態。この間「私に天使が舞い降りた!」や「えんどろ~!」、「世話やきキツネの仙狐さん」と、同じ日常系のアニメで良作が続いたのは何よりでしたが、しかしなおきらら4コマ原作のアニメは待望のものがありました。平成最後のきららアニメとなった「アニマエール!」から半年。奇しくも令和最初のきららアニメとなった「まちカドまぞく」には、最大の期待をせずにはいられないところです。