きららキャラットの3号連続重大発表の予想をしてみる。

kenkyukan2019-01-24

先月号のきららキャラットの誌面で発表された「3号連続重大発表」。これには読者の間で大きな反応があったようですが、いよいよ最初の発表が行われる今月号の発売を前にして、その予想をしてみたいと思います。ちなみに、マンガ雑誌の「重大発表」というと、そのほとんどはアニメ化だったりします。今回のキャラットもその可能性はかなり高いと思いますが、今季きららアニメが久しぶりに途切れてしまったこともあって、次のアニメ化を待望する声は大きいと思います。では、もしアニメ化だったとして肝心の作品は何なのか。

 まず、真っ先に挙げられる最大の本命としては、「まちカドまぞく」(伊藤いずも)は絶対に外せないところです。魔族と魔法少女たちの間の絶妙な関係性、キレのいい楽しいギャグコメディ、描き込まれた作画に密度の濃い会話と、連載開始以来ずっと次期最有力候補として絶大な評価を受けてきました。4コマ読者有志の間で開催される投票企画「4コマオブザイヤー」では、毎年1位に入るのがもはや定番になっています。アニメ化もまさに読者待望の展開であり、3号連続の発表のひとつには絶対に入っていてほしいですね。

 次いで個人的な期待作としては、「恋する小惑星」(Quro)も是非とも入ってほしいところです。地球物理学と天文学の双方を包括する学問「地学」をフィーチャーしたテーマは、自分の知的興味にぴたりとはまってますし、「小惑星を見つける」という幼い頃の夢に向かって進むストーリーにも大いに惹かれます。筑波の宇宙センターや地質標本館を訪問する聖地巡礼的な魅力もありますし、是非ともアニメ化でより多くの人にこの作品を知ってほしいと思うのです。

 さらにもうひとつ、「おちこぼれフルーツタルト」(浜弓場双)もアニメ化が待たれる有力候補です。「ハナヤマタ」の浜弓場双さんの新作はアイドルもの。ハナヤマタからシリアス要素をほぼなくしてギャグとエロコメディに特化した、底抜けに楽しいアイドルものになっています。これも連載初期の頃からずっと人気で、そろそろアニメ化の話が来てもいい頃です。

 これらが新作での有力候補ですが、すでにアニメ化された作品や長期連載からはどうか。「キルミーベイベー」「Aチャンネル」「NEW GAME!」「ブレンド・S」 など、再アニメ化が待たれる人気作品は数多い。キルミーベイベーのアニメ化がもし決まったら超絶的な話題を集めそうです(笑)。あるいはいまだAチャンネルの2期を期待するファンも多いようで、その根強い人気も心強い限り。
 それともうひとつ、「はるみねーしょん」(大沖)のアニメ化を期待する声も大きいようです。2008年から続く長期連載で、カルト的な人気を誇る大沖さんの代表作。昨今のきらら作品とは作風の異なる異色作とも言えますが、ゆえに今これが再注目されるのも面白いと思いますね。