Gファンタジー12月号発売。

毎月18日はGファンタジーの発売日です。
今月は18日が日曜だったので、前日の17日(土)に12月号が発売されました。


今月は最終回が2本あります。
うみねこのなく頃に散 Episode6:Dawn of the golden witch」(竜騎士07・桃山ひなせ)
Gファン連載のうみねこEP6が最終回。最後まで安定した展開の面白さと作画のきれいさで見せてくれました。スクエニうみねこコミカライズの中でも屈指の完成度だったと思います。


「まじかる無双天使 突き刺せ!呂布子ちゃん」(鈴木次郎
作者の前作「壮太くんのアキハバラ奮闘記」からのスピンオフで始まった本作。ギャグありシリアス展開ありの面白い連載でした。最後できっちりまとめてくれたのも好印象。


読み切りが3本あります。
「二段ベッドの上がハルで下が俺。」(ウダノゾミ
「放課後ヒーロー」連載中の作者の読み切りが同時掲載。怖い人と誤解されがちな高校生が、寮で同室となった子と接するうちに次第に打ち解け、最後は彼の助けで誤解も解けてハッピーエンド。短いながらも心に残るいい話でしたね。


「シミュレーション・メビウス」(ミヤミヤミ)
失恋した女の子が二次元の趣味に逃避し、最後は自殺しようとするも結局もとの趣味に戻ってしまうというコメディ。自殺が出てくるとはいえそこまで暗い話でもなく、楽しい趣味に救われる明るいコメディになっている点がよかったです。


「人形王」(はましん)
凶悪な人形によって人々が脅威にさらされる世界が舞台のバトルファンジー作品。力強く同時に悲劇的な運命を描いたストーリー、壮大な世界観に迫力のバトル、それを描く卓越した画力とまったく申し分のない作品でした。作者はかつてWINGで何度もファンタジー作品を掲載してきましたが、久々登場のこの作品が頭ひとつ抜けて一番面白かったような気がします。これは是非とも再登場に期待したいですね。


巻末の新人読み切り競作企画「ほぼ8マンガバトル」の掲載作品は以下の通りです。
「天狗の森と迷い子と」(瑞池けいすけ)
「僕の部屋には穴が開いています」(雨宮稔)
「友とうちなーらいふ」(鶏野)


表紙は「君と僕。」。巻頭カラーは「ホリミヤ」。センターカラーは「君と僕。」「うみねこのなく頃に散 Episode6:Dawn of the golden witch」「まじかる無双天使 突き刺せ!呂布子ちゃん」「Pandora Hearts」「迷子屋」。付録に「君と僕。」クリアファイルと「ホリミヤ」「Pandora Hearts」ブックカバーがついています。


次号1月号は12月18日(火)発売。
新連載が1本。「DEVIL SURVIVOR 2」(原作・ATLAS、作画・汐田晴人)。アトラスのメガテンシリーズが久々のコミカライズ。
読み切りが1本。「伏 少女とケモノの烈花譚」(原作・桜庭一樹、作画・hakus)
ビッグガンガンでコミカライズが連載中の桜庭一樹小説の外伝が登場。
表紙と巻頭カラーが「キューティクル探偵因幡」。センターカラーが「黒執事」「放課後ヒーロー」「ももも怪レストラン」。付録に「キューティクル探偵因幡」特製ブックカバーと「黒執事」Pocketbook2013がつく予定となっています。