あのフルーツバスケットが(再)アニメ化・・・!?

kenkyukan2018-11-21

 先日よりフライング情報が飛び交って一部で話題になっていましたが、昨日公式であの「フルーツバスケット」の再アニメ化が告知され、これには非常に大きな反響が集まりました。かつての大人気少女マンガだけあって、この反応も無理はありません。わたしも、かつて非常にはまった読者のひとりとして非常に驚きました。
 「フルーツバスケット」は、白泉社の「花とゆめ」で1998年に始まった連載。気が付けばもう20年前になっていました。当時の「花とゆめ」は、多数の人気連載を抱えて非常に盛り上がっていましたが、その中でも最大の人気マンガだったと思います。2001年にはテレビアニメ化され、そちらも非常な好評を博しました。

 その内容は、心優しい女子高生・本田透と、特殊な能力を持つ一族・草摩家の人々の交流を描くハートフルストーリー・・・でしょうか。草摩家は、十二支の動物が怪(あやかし)として憑くという特殊な一族で、さらに旧来からのしきたりや内部での争いも多く、多くの者たちが時にその重圧に苦しんでいる。それを外から来た透が、その優しい心で親身になって彼らの助けになっていく。暗いエピソードも多いですが、それをさらに包み込むような優しいストーリーで、今でも身に沁みるような物語だったことを思い出します。

 一方で、ちょっとしたきっかけでキャラクターたちが動物の姿に変身してしまうという、明るく和むコメディな要素もありました。アニメではこちらの側面もより強調されて人気を博しました。今回の再アニメ化のキービジュアルでも、キャラクターたちが人間の姿を取るシーンと動物になったシーンが同時に公開され、これにはちょっと感動してしまいました。

 再アニメ化の告知に際しての反響の大きさからも分かるとおり、今でもかつての熱心なファンを多数抱える特別な作品ではないかと思います。かつての2001年のアニメは、原作の序盤のあたりまでで終わったので、当時続編を期待する声は多かったのですが、結局それが実現することはありませんでした。それが、今回の再アニメ化では待望の全編アニメ化とのことで、ここでも期待の声は大きい。ここ最近は、90年代の人気アニメの再アニメ化の動きがいくつも見られますが(カードキャプターさくら魔法陣グルグル封神演義最遊記など)、その中でもこれは大本命ではないかと思っています。今から放送が楽しみですね。