「百合展2018」大阪会場のちょっとしたレポート。

kenkyukan2018-04-19

 先日、「百合展2018」の大阪会場に行くことが出来たので、今になってちょっとしたレポートを上げたいと思います。東京での開催がとある事態で急遽中止・延期になったことで一時話題となりましたが、大阪での開催はそのままの日程で行われたようで、運よく行くことができました。
 大阪も自分にとっては遠い場所だったのですが、開催期間の4月1日にたまたまMTGプロツアー地域予選が日本橋の店舗であり、百合展の会場のなんばからほど近い場所という幸運に恵まれ、なんとかわずかな時間も出来て会場まで足を運ぶことが出来たのです。

 会場だったのはなんばパークスという商業施設(ビル)の7F。なんばは下の方は雑多な雰囲気の繁華街でもありますが、ここまで上ってくると人も少なめで静かで綺麗なフロアとなっていました。会場はその一角のイベントスペースで雰囲気は良かったです。

 入場する前は、東京での中止を受けてどんな内容なのかと構えていたところもあったのですが、いざ見てみるとごく普通のマンガの原画展&グッズ販売のイベントでした。規模も小さめでほんとによくある原画展という感じ。ただ、その内容は中々興味深いものがありました。全部撮影OKだったので、撮影して記録してこうしてレポートを書けたのは幸いでした。

 実写の写真集なども一部にありましたが、実際にはほとんどがマンガ作品。それも、最近話題になっている作品やアニメ化された作品が多く、今のトレンドをストレートに打ち出していこうというコンセプトが感じられてよかったです。
 具合的には、『やがて君になる』(仲谷鳰)・『ふたりべや』(雪子)・『このはな綺譚』(天乃咲哉)・『ご主人様と獣耳の少女メル』『月が綺麗ですね』(伊藤ハチ)・『citrus』(サブロウタ)・『籠の少女は恋をする』(川浪いずみ)・『終電にはかえします』(雨隠ギド)・『あの娘にキスと白百合を』(缶乃)・『私の百合はお仕事です!』(未幡)など。一方で、『青い花』(志村貴子)や玄鉄絢吉富昭仁など比較的以前から活動している作家の作品も見られ、よく分かっている感のバランスの良さを感じました。

 ついでにもうひとつ、原画が並んでいるギャラリーの途中に、『あさがおと加瀬さん。』(高嶋ひろみ)の劇場版を告知するちょっとしたスペースが設けられていて、これにもちょっと注目してしまいました。公開は6月9日。これは見逃せない作品なのでみんな行きましょう(笑)。

 比較的わずかな時間しか取れなかったので急ぎ足での訪問でしたが、中々いい体験になりました。なお、帰りになんばから日本橋への道が分からなくなって、めちゃくちゃ焦ってなんとか大会の決勝までに店舗に辿り着いたというのはどうでもいい余談です。